窓ガラスをカタツムリが這っている

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最近の住宅には、ガラス戸の間仕切りが随分と採用されているようですね。おまけに、ガラスの占める割合が多い扉という点もいいですね。ガラスというのは、掃除さえ毎日していると透明感がありピカピカと輝いていますからね。ただし男目線で見た場合、ちょっとどうかな?と疑問視したくなる面もあるのです。

と言いますのは、浴室やトイレの間仕切りを全面的にガラスにしてしまうといったデザインも今や当たり前のようになっているのでしょうかね?この前、どんなガラス戸があるのかをネットで調べていたら、浴室やトイレの間仕切りにガラスが9割くらい占めているようなガラス戸の紹介がしてありました。しかも、施工後の写真も掲載されているのですが、トイレの便器や浴槽が丸見えなのです。ちなみに、そのガラス戸の紹介記事には「開放的な浴室空間を演出します」といった宣伝用の記事が掲載されているのです。そんな商品広告を閲覧しながら、私としてはかなり衝撃を覚えました。これまでならばそんなデザインは、洋画に出てくるようなホテルくらいなのかとばかり思っていました。もちろん、子供のいない家庭ならば、そんな解放的なお家でもかまわないのかもしれませんが、子供の教育上あまり良くないのではないかとも思われます。

ところで、浴室やトイレのガラス戸はともかくとして、ガラスが9割というようなガラス戸がリビングに施工してあると、会社の休みの日などに朝起きてリビングのソファーに座ると、庭が見渡せてきっとリラックスした気分になるでしょうね。しかも、庭には大きな池があって池では色とりどりの錦鯉が悠々と泳いでいる。あるいは、リビングにある大きな窓ガラスにはカタツムリが這っている、そんな光景をつい思い描いてしまいます。そう言えば昔の日本住宅には、庭が見渡せるような住宅が多かったようですね。ちなみに我が家でも戦前、曽祖父が事業で成功していたのでそんな庭がありました。